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< チアネプチン

今、ベン・ゴールドエイカーの悪の製薬: 製薬業界と新薬開発がわたしたちにしていることを読んでいます。

正直言うと、僕はこの翻訳本ではない英語版おBad Pharmaを持ってたりします。
しかし、買ったはいいが読めなかったんですよね(笑)

と、いうわけで翻訳版を今、読んでいます、やっぱりベン・ゴールドエイカーの本は面白いです!!

薬剤師の方には是非とも読んでもらいたい1冊だと僕は思います。


さて、今日のネタですが、上記の書籍からです。

チアネプチンという薬がヨーロッパやアジアでは抗うつ剤として発売されているそうですが、その作用機序がとても興味深いので今回の4コマにしてみました。

詳しい説明は、Tianeptine: A Review of a Compound That Has Been Around For Quite Some Time, But Has Yet to be Fully Understoodでも読んでみて下さい。

なんか本当に医療ってよくわからないなって感じになります


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< 溶連菌は何日休まなきゃだめ?


見ているアニメが最終回を迎えていくのがさみしいです・・・

しかも大体完結しないという(汗)


さて今日はこどもの溶連菌についてですね。

薬剤師からの疑義照会をうけつけないドクターが、溶連菌と診断した子どもに、メイアクト5日分処方して5日間学校休むようにと、母親に説明したことが懐かしいです(汗)

まず確認として、溶連菌感染症は学校保健安全法施行規則において、出席停止の期間の制限はないですよね?

これによると、第三種の感染症に属するので、医師の判断って感じだと思います

じゃあ、その医師の判断は何かというと、今現在の常識では、抗菌薬投与後24時間経過して、全身状態がよければではないかなと思います。

この根拠となっているのが、こちらの文献

Duration of positive throat cultures for group A streptococci after initiation of antibiotic therapy.

20年くらい前の研究で、使用している抗菌薬はペニシリンVとペニシリンG注、それにエリスロマイシンですかね。

うん、つまり第三世代セフェム系(メイアクト、フロモックス等)で24時間後OKという根拠はないのかもしれないです・・・(汗)


それで先月に発表された文献がこれ

A Re-appraisal of the Minimum Duration of Antibiotic Treatment Before Approval of Return to School for Children with Streptococcal Pharyngitis.

次の日の午前中で9割が陰性という結果。参加人数も1993年より多い。

この研究結果により今後は、夕方5時までにアモキシシリンを服用するなら、翌日から行ってもいいよという風に変わるかもしれないですね~

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< ピオグリタゾンとクロピドグレルはどうしよう?

先日のつづきです。

前回は、カナダがレバグリニドとクロピドグレルの併用を禁忌にしたということですが、今回はレバグリニドと同じようにCYP2C8が代謝に関係しているピオグリタゾンはどうしよう?って話です。

アクトスの添付文書によると、リファンピシン(CYP2C8誘導)でAUC低下とあるので、阻害のクロピドグレルと併用すれば、AUC上昇の可能性は考えられるのですが、それが臨床上、どの程度、影響があるのか?ってのがわからないんですよね・・・

シュアポストの場合は、もとから低血糖のリスクが高い薬剤なうえに、ボランティアを対象に人体実験したら案の定、低血糖起こしましただから、危険のレベルも分かって、対応しやすい。

しかし、ピオグリタゾンの場合は、単剤では低血糖リスクが低い上に、実際に併用したデータも少ないから、どこまで気をつけたほうがいいか分からない。

そもそもピオグリタゾンなんか・・・

あ~だれかもうすこし詳しい情報があれば、教えて下さいね


ちなみに4コマ目の英語のやつは、これにのっていたやつです。
よかったら読んでみて下さいね♪
NICE Still Has It Wrong on Type 2 Diabetes Guidance, Say Docs

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< レバグリニドとクロピドグレル


9月10日の医薬品安全性情報からです

カナダにおいて、レバグリニド(シュアポスト®)とクロピドグレル(プラビックス®)の併用が禁忌になったそうです。

はい、これ見て知りました(汗)

ちなみに、シュアポストの発売元の大日本住友は、この情報を知っていてきちんと注意喚起していたのでしょうかね?

内容見る限りでは、これは知っていたらちゃんと教えなきゃ死者がでそうな内容ですからね・・・

原著は

Glucuronidation converts clopidogrel to a strong time-dependent inhibitor of CYP2C8: a phase II metabolite as a perpetrator of drug-drug interactions.

僕のところは、シュアポストおいてないから、連絡はなかったんですけど、在庫してあるところはMRがきたりしたんですかね?

正直、色々と気になります。

今は来ていなかったとして、今後、きちんと注意喚起で来るのか?

そのあたりも気になりますね
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< チョコレートでニキビは?


はい、先日にひきつづきニキビネタでいこうと思います。

今日はニキビとチョコレートについてです。

図書館戦争の主人公の笠原 郁はチョコレートを夜に食べるとニキビがでるっていう設定になっていましたから、やはりチョコレートとニキビは一般的には、関係あると思われているんだと思います。

一方、医療従事者的には、チョコレートの摂取で、ニキビを悪化するっていうエビデンスはないから、特異体質じゃなければ制限はしないよっていう理解だと思います。

実際に尋常性痤瘡治療ガイドラインでも、痤瘡と食べ物の関係を調べた数少ない RCT では,チョコレートが痤瘡の悪化因子になることは否定されているって書かれてますしね
(ただ、この文献RCTなのかな、全文読めないし、インザクリニックでは、一重盲検化横断研究って紹介されてるし…)


というわけで、以上の根拠をもとに説明する際には、こうしたほうがいいかな~って思うのが

ニキビがチョコレートによって生じるということはありません。ですが、食べるとニキビが出ると気づくなら、なるべく食べないほうがいいでしょう、こんな感じですかね。


さて今回のネタは本当はここで終わりにするはずだったんですが、一応新しい文献でてて知見が変わったりしてないかなとチェックしたら、なんかありました
(Dynamedで調べた感じでは上記のスタンスで問題なさそうです)

ひとつはこれ

Double-blind, Placebo-controlled Study Assessing the Effect of Chocolate Consumption in Subjects with a History of Acne Vulgaris.

小規模のランダム化比較試験で、ベースラインからの比較で有意差はでていなく、介入もよくわからないんだけど(英語力ないためw)、まぁすこし影響あるかもってやつ

もうひとつはこれ

Smoking and dietary factors associated with moderate-to-severe acne in French adolescents and young adults: results of a survey using a representative sample.

アンケート調査で、チョコの摂取しているやつはオッズ比で約2倍、たばこすってるやつは半分っていうやつ。


う~ん・・・

正直、どう思いますか?

これらの情報をもとにニキビの患者さんから「チョコってどうなんですか?」って軽く聞かれても答えるの難しくないですかね???

患者のチョコに対する愛情に、ニキビに対する価値観、そういうのを吟味したうえで、なんとか妥当な判断を下せるかな?って感じだと思うんですけど・・・

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< ニキビの洗顔回数


先日はディズニーランドへ行ってきました♪

ハロウィン前だからガラガラだろうと期待していきましたが、予想通りガラガラでした~

ただスズメの糞が腕に命中したり、パレードで「おかしくおかしくおかしくなあれ」とか言っているせいなのか、その後ランド内にゴキブリが徘徊しはじめたりと・・・

まさか今年初のゴキちゃんを夢の国で遭遇することになるとは思ってもいませんでしたよ・・・



さて今日の4コマですが、

「ニキビがあるんですが、1日何回洗顔したらいいと思いますか?」という質問がきたとき用の話です。

正直、質の高い研究はなさそうです、なので現状で見つけられうるエビデンスをもとに判断する。

そうなると・・・

A single-blinded, randomized, controlled clinical trial evaluating the effect of face washing on acne vulgaris.

これみたいです。

1日1回あろうと、2回だろうと、4回やってもあまり影響はなさそうです。

強いて言うなら1日2回でいいんじゃないかなと思います。

そもそも洗顔したほうがニキビにいいっていう強いエビデンスもないような気がしますし・・・

A systematic review of the evidence for 'myths and misconceptions' in acne management: diet, face-washing and sunlight.


まぁなんでもいいやって感じですね スポンサードリンク
< るるー主の人体実験


文献を読んでいると、自分からエビデンスを作りたくなる。これは仕方ない。

名郷先生もこんなことを言っていた気がします。


というわけで、僕が薬剤師関係ないけど、いくらか実現可能でやってみたいなと思う人体実験がこちらです(笑)

ただサンプルサイズとか、どういった検定で判断するかっていうことがパッパラパーなんですよね・・・

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< 正直、謎である


ツイッターで知ったんですけど、dアニメで銀河英雄伝説見られるんですね!!

今まで見ていなかったので、さっそく契約しました

そして何故か東京グールを見始めています(笑)

dアニメすごいっすね、これで月432円とか・・・

亡国のアキトも見なきゃ!!


さて今日の4コマですが、以前も同じような問題出したので、もうひっかからないと思います。

あなたがガンである可能性は?

なので、検査をすればなんでもわかる~っていう考えは危険ですよ

あぁ検査のほうは、この辺にして、去年の今頃はデング熱騒ぎで大変でしたね

僕は都内勤務あったので、デング熱を心配して、とりあえず否定できるものはなんでも否定しておこうってな感じでだと思うのですが、インフルエンザ陽性患者さんに何度か薬渡しましたね~

まぁ夏場にインフルエンザがないわけではないだろうけど、なんか微妙な感じ・・・

今年もこれからでてくるのかな?
(去年、検査したら意外に陽性がでたので、夏場もインフル意外といるぞって認識している開業医の先生がいるかも)
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< 風邪に漢方薬


昨日は体調を崩してしまい、早く寝たためJJCLIPの読書感想文には間に合わなかったです(涙)

ザイザルとジルテックの文献や、パキシルとパキシルCRの副作用の差の文献、あとCAST試験の闇の文献とかは個人的にびっくりしたので共有したかったです
(ただ全文で読めるのはないため、僕自身きちんと吟味できてないかもしれないので採用されないでしょう、きっと)


さて今日は、漢方薬と風邪についてです。

何故、こんなのを書いたかというと、今月号の地域医療ジャーナルで青島先生が書いていたからです

「事例から学ぶ疫学入門」 第1回:漢方薬を飲んだら風邪が治る?

まそれでそういえば、こういうネタ書こうとおもってな~と思い、今回のネタに至ります。

まずは葛根湯と総合感冒薬についてですが、以前もネタにしたかな

葛根湯VSパブロンゴールドA

う~ん・・・詳しいデータはかいてないですね・・・というわけで困った時には青島先生のブログ

風邪のひきはじめには葛根湯と総合感冒薬どちらがよいでしょうか?


これによると、早めのパブロンだろうが、葛根湯だろうが大して差はないというわけですね。

そしてコクランレビューによる中国漢方薬の評価はこちら

Chinese medicinal herbs for the common cold.

2007年とすこし古いですが・・・

Chinese herbal medicines may shorten the symptomatic phase in patients with the common cold. However, the lack of high quality clinical trials means we are unable to recommend any kind of Chinese herbal preparation for the common cold.



つづいて

Chinese medicinal herbs for sore throat.

こっちも

Based on the existing evidence in this review, some Chinese herbal medicines for treating sore throat appeared efficacious. However, due to the lack of high quality clinical trials, the efficacy of Chinese herbal medicine for treating sore throat is controversial and questionable. Therefore we cannot recommend any kind of Chinese medical herbal formulation as an effective remedy for sore throat.



こんな評価だったりするんですよね・・・

僕自身、風邪に対する漢方薬がまったく効果がないとは思わないんですが、これって外人がホメオパシーに効果があるって思うのと同じなのかもしれないな~と思っちゃうところもあるんですよね

漢方は科学であること

漢方はEBMにそぐわないなんていう意見もあるかもしれないですが、それはホメオパシーにもいえたりしませんかね?

ホメオパシーに比べれば理屈的にも納得はできるんですけどね
(ホメオパシーには理論的に薬効が説明できないから)

とりあえず風邪に漢方薬が効果的か聞かれても、僕はよく分からないですって答えそうです

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