HOME    趣味趣味趣味  »  JJCLIP予習(溶連菌にセフェムはアリなの?)
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< 今回の記事は7月13日(日)に行われるJJCLIPの予習記事になります


メガネ「るるー主さん、ちょっと聞きたいことがあるんですがいいですか?」

るるー主「よくもずけずけと人に聞く。恥を知れ、俗物!!」

メガネ「(無視して)るるー主さんが以前、オススメしていた抗菌薬の考え方、使い方買いましたよ」

るるー主「ほう・・・いい本だろ。でもな、あの本買ったら他の薬剤師5人に買うように勧めないと
      呪いにあうからな、頑張れよ」

メガネ「えっ?!やめてくださいよ~」
    
るるー主「で、さっさと聞きたいこと聞いてこいよ、クソメガネ」

メガネ「(こいつ・・・)この本のなかで溶連菌にはペニシリンが100%感受性があると書いてありました
     でもうちの門前のクリニックは、大人にはバナン処方していますよね?
     これっていいんですか?」

るるー主「いいんですかだと?
      何がどうダメなのか、もっと具体的に疑問にしないと疑義照会なんかしたらぶち殺されるからな」

メガネ「すいません」

るるー主「だが困ったものだな。お前はものの頼み方を知らないようだ」

メガネ「るるー主様、無知なこのメガネに教えて下さい(るるー主、復讐リストにのせたからなっ!!)」

るるー主「よかろう。じゃあまずは溶連菌感染症に対してバナンがペニシリン系より効果があるのか?だろ」

メガネ「そうですね」

るるー主「これにはペニシリン系とセフェム系で比較したメタ分析があって、なんとセフェム系のほうが
      効果が良かったという結果が出てるんだ」
 
メガネ「へぇーそうなんですか、じゃあアリなんですね、バナン」

るるー主「まぁ、そう結論を急ぐな
       次の疑問として、溶連菌感染症は何のため治療する?だな」

メガネ「そんなのオールドタイプの僕でも知ってますよ、合併症の予防のためですよ」

るるー主「そうだね、リウマチ熱の予防という名目で抗菌薬を処方するんだよね
      じゃあこのリウマチ熱、どれくらいの頻度で起こるか知ってる?」

メガネ「えっ?!」

るるー主「昔に比べて今は1%未満で昔はNNTが60くらいだったけど、今はその60倍くらいなんだってさ」

メガネ「それ聞くと、無理に抗生剤飲まなくても・・・とも思いますね」

るるー主「そだね。ただ他にも抗生剤飲んで24時間経過すれば感染しづらくなるそうだし
      あと症状も1、2日早く良くなるみたいだよ」

メガネ「抗生剤を飲む必要はありそう、ただセフェム系を飲む必要があるか考えなきゃか」

るるー主「こまったときはー♪みんなでよく かんがえよう♪落ち着いて♪
      ほらもういちど♪さあ かん・がえ・よう♪」

メガネ「・・・なんですか、それ?」

るるー主「大人は質問に答えたりしない」

メガネ「あー別にいいですよ、やっぱり溶連菌に対して第三世代セフェムは耐性菌の問題で
     よくないんじゃないですか?」

るるー主「なんで第三世代セフェムの乱用はよくないの?言える?」

メガネ「耐性菌の問題ですよ」

るるー主「もっと具体的に」

メガネ「勘弁して下さい」

るるー主「抗菌薬というのは、使えば使うほどその価値が下がると言われているんだ。
      さらに抗菌薬は25年くらい新薬がでていないらしいんだ、つまり限られた武器ってこと
      そしてβラクタム系は感染臓器をある程度問わず、使うことのできる使い勝手のいい薬で
      その中でもBLNARにも効いてくれる第三世代セフェムは大事にとっておく必要があるってわけ」

メガネ「じゃあなんで溶連菌感染症にセフェムでて何もしてないんですか?」

るるー主「それは聞かないお約束です」

メガネ「あれっ?!なんか過去記事で僕、溶連菌にはペニシリンといって蹴られているんですけど」

るるー主「男の価値というのは、どれだけ自分の過去への拘りを捨てられるかで決まる。」

メガネ「何、かっこいいこと言って逃げようとしてるんですか!!」


お し ま い



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Comment
1830
耐性インフルエンザ菌による髄膜炎治療の為に、第三世代セフェムはとっておかないと、と言う事ですね、同意します。
ところでリウマチ熱のNTTのデータは何に書いてあるものでしょうか、よろしければ教えて下さい。
僕が見た内科診断リファレンスには、抗菌薬未投与で1万人に5人発症が、抗菌薬投与で10万人に15人になったと書いてありました。

1836
>POMさん

ありがとうございます

POMさんに言われて内科診断リファレンスみました~

ついついオブジェになってました(笑)

リウマチ熱のNNTですが、http://www004.upp.so-net.ne.jp/ped-GL/GL1.htm
の中で、リウマチ熱の予防のための抗菌薬が必要となった研究で
ペニシリン群 2/798例,無治療群から17/804例ということは
これでNNT計算すると、53くらいですかね

あとかぜ診療マニュアルのなかでは、昔はNNT63でしたが、今はその60倍以上と
表現されています

かぜ診療マニュアルでの引用文献として

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11255530

みたいですけど、アブストラクトにはのってないですね(汗)

1839
お手数おかけして、ありがとうございます。
散髪の待ち時間に、今から引用文献見て見ます。
JJCLIP楽しみですね。

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